オマール海老の冷製スープ ずたずたの自尊心をそえて

部屋のメンテナンスを行った。書類を整理したり、拭き掃除や掃き掃除をしたり。一番のメインは本棚の入れ替え。引越してそのままぱったり放置していたので、カテゴリ分けを変えてみたり個人的なトレンドをピックアップしてみたりした。

本棚の入れ替えがすきだ。この本のフレーズ良かったなとか、このカテゴリがすきだなとか、思い出しながら自分を整理する。ここはアイデアの源泉だ。自分の選書を誇りに思う。

イデアだけでなく、いつかの勉強会の賞金いちまんえんが発掘された。金脈すぎる。たまに結構な額が見つかるからこわい。その他不具合を修正しました。

 

面白い漫画を見つけてハッピー。芦原妃名子著「セクシー田中さん」。Kindleで一巻試し読みができる。

ハタチ超えると多くの人が「自分なんて」という呪いにかかり、恋愛市場価値に左右され……という今の生きづらさがきちんと描かれている。

地味なアラフォーAI田中さんのセリフも、キラキラ23歳の派遣OL倉橋さんのセリフも、対極なキャラクターのはずなのに、自分はどちらとも言えないのに、どちらにも共感できる不思議。どれも刺さるシーンばかり。つい昨日、自分の旧ブログを読み直していたら自分のことを「卑屈性悪ブス」と言っていた頃があったので、ぜひそういう人に読んでほしい……。

たぶん手に取らないタイトルだったので試し読みありがとう。一気に全巻かってしまった。本当に「砂時計」の作者さんなの? と作風の幅の広さに衝撃だった。あらいきよこ先生のギャップにも驚いたけれど、漫画家さんってすげー。小学生の感想。ヒット作を生みだせる人の土壌の豊かさよ。そのうちドラマ化とかしそうな予感。

 

A子さんの恋人の最終巻がもうすぐ発売なのと、よつばと!の新刊がそのうちでるとのことなので、がんばって生き延びようと思う。

 

 

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