誰がために飯を作る
なんでもいいから書きなさい、とえらい人に言われた。なんでもいいならということで書きはじめた。そういうのじゃないと言われる気もするが、何もしないよりは良いだろう、うんうん。
料理が苦手だ。というか苦手と言いはって生きてきた。だってそのほうが楽なのだ。期待されたくないしサラダ取りわけろって言われたくないし。実際のところよく失敗するから得意とは言えないし。
それでも家のごはんを食べたい。冷凍のおうどんでも、お味噌を溶いただけのかちゅー湯でも、たまごかけごはんでも。手料理、と言えるほど大したものでもないが自炊したごはんのことを何といえばいいか分からないので手料理と便宜上呼んでおく、手料理を食べるとおなかの底からじわじわ満たされていく。
あれだ、「違国日記」の笠町くんが言ったことと同じだ。
- 朝 納豆
- お昼 サバ缶のトマト煮込み
- 夜 味噌バタースープのきりたんぽ鍋 きりたんぽ抜き
なんでお昼だけおをつけて、お朝ともお夜とも言わないんだろう。
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